みなさん、こんにちは。所長の窪山です。
窪山が最近読んだ本の中で、これは!と思った本を紹介するこのコーナー。
今月取り上げるのはこちらです。
小柳陽太郎著 : 教室から消えた「物を見る目」、「歴史を見る目」
私が座右の書としている本は数多くあるけれども、
その中でもまずこの一冊!と言えば、この本を挙げる。
小柳先生は「現代の教育の病根は《歴史の喪失》にある」と述べている。
先生のいう「歴史」とは何か。
このことを知り、気がつくことができたことは、私の人生の中でも大きな財産となった。
小柳先生のいうところの歴史とは、知識としての歴史ではない。
いつ・どこで・誰が・何が、といった単なる史実でもない。
私たちが「私」に気づき、「私とは何か」を知ることができた時、私たちは自分自身の人生の道を力強く生きることができる。
そのためには、心を働かせて物を見ることができるかが、非常に大事なことであると小柳先生はいう。
では、「心を働かせて物を見る」とは一体どのようなことなのか。
その先はぜひ、この本を読み、読者自身で見出してもらいたい。
この本は、私自身の「人として生き活きる価値」をあらためて教えてくれた人生の一冊である。
以上、今月のくぼやま本、ぜひみなさんも読んでみてください。
では、また!