こんにちは。
グッドアロウ総研・ビジネスコーチの久遠和雅です。
この記事は
✔︎人生のビジョンや企業のビジョン作りをしたいと考える経営者の方
✔︎自立型スタッフを育成するためのコミュニケーション能力を身につけたい管理職の方
へ「自己対話」をキーワードにヒントを配信しています。
今回は、コーチングについて3つお話したいと思います。
1.コーチングの語源
2.コーチングの定義
3.コーチングの種類 です 。
- コーチングの語源
「コーチング」という言葉は、少しずつ知られるようになってきたように思うのですが、それでもまだまだ認知度が低い言葉だなぁと思っています。
周りの人にも「コーチングって知ってる?」って聞いてみたりもするんですが、正確に言葉の意味を理解してる人は少ないです。
コーチングと聞いてすぐに思い浮かぶのは、スポーツのコーチだと思うんですけれども、スポーツのコーチと今ビジネスの現場で使われるコーチングやコーチという言葉は、少し違っています。
スポーツのコーチの場合は、自分が持っている知識やスキルを選手に教え込む、いわゆる「教える」ということがメインになってきます。
私がお伝えしたいコーチングというのは、その人の中にあるものを引き出すための手段になります。
私はコーチングという言葉はすごく曖昧な言葉だと思っています。
例えるなら、私は元々システムエンジニアだったのですが、そのシステムエンジニアという言葉と同じくらい曖昧だなぁと思っています。
システムエンジニアという言葉は、実際にはプログラムをするプログラマーに近い人だったり、プログラマーの人達をたくさん束ねてソフトウェアの開発プロジェクトを進める人をそう呼んだり…。
人によって意味合いが違っているんですよね。
同じくコーチングという言葉も、使う個人や団体によって、意味合いが異なっているので、それが分かりにくくしている原因かなと感じています。
ところで皆さん、COACHという馬車のマークが有名なブランドをご存知でしょうか?
実は、まさにあの馬車がコーチングの語源!
目的地に連れて行く= コーチ という訳なんですね。
2. コーチングの定義
コーチングの定義ですが、これも各種団体によって様々な定義があるんですが、おおよそ共通のものをお伝えしたいと思います。
傾聴・聞くスキル
質問・問いかけるスキル
この二つの必要性は、共通のものになります。
そして、
答えはクライアント自身の中にあるという考え方。
コーチングの目的は、自立や自己成長を支援すること。
その支援する立場の人をコーチと呼んでいます。
あとはスポーツのコーチだと、教える側・教えられる側で上下関係があるような感じのイメージがあると思うんですけど、コーチとクライアントは対等な立場で考えます。
マラソンで例えると、ランナーに並走してくれる伴走者のような感じですね。
3.コーチングの種類
大きく分けて「ライフコーチング」と「ビジネスコーチング」の2つがあります。
ライフコーチング
人生全般を取り扱うコーチング。
生きる目的や目標を決め、今あるリソースをどう活かして前に進んでいくか。
そういったことを行うのがライフコーチングです。
ビジネスコーチング
ビジネスの目的を達成するために行うコーチング。
経営者のビジョン作りやそれに合わせた数値目標の策定、実行のステップ作り。
従業員向けであれば、会社のビジョンとのすり合わせや目標作り、それを達成するためのステップ作り。
そして、決めたことを確実に実行していくための “伴走” をしていきます。
まとめ
今回はコーチングの語源、定義、種類についてお話しました。
こんなことについて聞いてみたい!
教えて欲しい!ということがあれば、ぜひお知らせください。
次回は「コーチングとコンサルティングの違い」についてご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
久遠 和雅 -Kuon Kazumasa-
グッドアロウ総研:ビジネスコーチ兼エンジニア
コーチング・心理学の知識と、自己との対話スキルを元に、才能や強み・自身の奥に眠る真の価値観を引き出すためのカウンセリング・コンサルティングを担当。